大地は神なのか

教科書を開くと接地の用途について色々書いてあるんですが、幾つかピックアップすると

  • 感電防止
  • 静電気防止

というものが挙げられます。んでもって色々と理屈はあるようですが、ここでよくこんな表現が使われます。

漏電した電気はアースを通して"大地へ逃げる"ので人には感電しません。

アースによって電荷は"大地へ逃げて"いきます。

ここで私は( ゚Д゚)ハァ?でした。なんで電気が大地へ逃げていくんだろうと。電気を学ぶとき、最初に叩き込まれるのが閉回路ってやつです。閉回路のなかを流れる電流は分岐しても最終的に増えたり減ったりしないということを叩きこまれるのです*1

これを踏まえて私が想像した大地に逃げるの図。

意味不明ですよね。なんで大地に逃げていくのか説明が全くつかない。この時私が思ったのは「大地はなんでだかわからないけどとにかにかく電気を吸収する神様のような存在なのか?」ということ。もちろんそんなわけがないなと思いつつ、ずっとこれが気がかりなまま、8年近く過ごしていました。

*1:キルヒホッフの法則ってやつでひーこら計算したあれ